会社の印鑑を作ろう

  1. 会社代表者印は必ずつくる
  2. 銀行印と角印もつくっておこう

商号が決まり問題なく商号が使えることがわかったら会社の印鑑を作りましょう。会社印には一般的に3点セットと呼ばれる会社代表者印、銀行印、角印があります。

 

(1)会社に絶対必要な会社代表者印

株式会社を設立するときに絶対につくらなければならない印鑑が会社代表者印です。これは会社の実印と呼ばれるもので法務局へ提出する登記申請書類と一緒にこの会社代表者印の届出をします。こうして株式会社の実印が登録されることになります。この会社代表社印は株式会社設立後も使用する印鑑です。契約書を交わしたりするときに契約書に押す印鑑はこの会社代表社印です。

 

(2)資金の出し入れは銀行印

銀行印には銀行に株式会社の法人口座を開設するときや銀行取引に使用します。これは会社代表社印でかねてしまってもかまいませんが万が一なくしてしまうと大変なことになってしまいます。なぜならばひとつの印鑑に契約されてしまったり預金が引き出されてしまったりする可能性があるからです。こうした被害を防ぐためにできれば、会社代表者印とは別に銀行印を作るようにしましょう。

 

(3)請求書なので大活躍する角印

もうひとつ会社代表者印、銀行印とは別に請求書の発行などで使用するための角印を作ります。角印は法律的には必ずしもつくる必要はありませんが日常業務専用に使う印鑑を用意しておいていたほうが大変便利です。

これらの印鑑は販売店によって値段や材質、文字のデザインなどが違います。これからずっと使っていく大事なものですから、納得のいく印鑑をつくってください。